放射線治療 - 社会医療法人 共愛会

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がん治療の取り組み ~放射線治療

 放射線治療と化学療法が完全に一体化しており、最先端の放射線治療と化学療法の組み合わせを行いながら、さらにそれらの効果を高める温熱療法(ハイパーサーミア)や高気圧酸素治療を組み込んで、従来の概念を超えたがんの集学的治療を行っています。

治療実績

名称 H20年度 H21年度
放射線治療患者数 567 709
IMRT(強度変調放射線治療) 20 112
定位放射線治療(頭部)*1 133 139
定位放射線治療(肺・肝臓) 49 23
前立腺密封小線源治療 16 39
温熱治療患者数 208 140
高気圧酸素療法患者数 214 198
外来化学療法患者数 246 257

*1 サイバーナイフでの治療



設備と機器
housyasen_31.jpg■リニアック
 四次元の放射線治療装置です。
 体内の三次元の情報を付加して、体の毎日の動きや呼吸の動き、臓器の動きなどの時間軸を制御して、より病巣に放射線を集中させる治療が可能です。
 肺腫瘍、肝腫瘍に対しては、体幹部定位照射を四次元制御で行うことが可能です。
 早期の肺癌や3個までの肺転移、肝腫瘍などに短期間で根治線量を安全に投与できます。
 脳腫瘍、頭頚部腫瘍、前立腺がんに対しては、強度変調放射線治療も可能です。


housyasen_32.jpg■サイバーナイフ
 ロボット型のリニアックで100ヵ所以上の位置から病巣部に細いX線を定位集光照射して治療するシステムです。
 脳腫瘍、頭頚部腫瘍、頚椎腫瘍の定位放射線治療に最適化されています。
 ガンマナイフと異なり、侵襲的な頭部固定が不要で、病変追尾システムによりロボットが自動的に病巣を正確に狙って放射線を照射します。



housyasen_33.jpg■ハイパーサーミア
 腫瘍を電磁波で体外から加温するシステムです。
 熱単独でがんを治療するものではなく、放射線治療、化学療法の効果を増感する効果が主体です。
 肺がん、乳がん、膵がん、結腸大腸がんなどで化学療法単独を大きく超える治療成果を発揮しています。
 抗がん剤の使用量を70%程度に抑えても抗がん剤単独よりもより高い効果が期待でき、抗がん剤の副作用も抑えることができます。



housyasen_34.jpg■高気圧酸素治療
 2気圧という環境下で、100%酸素を体内に取り込む治療です。
 血液中酸素量の増加による組織低酸素状態改善、酸素による抗菌作用など、さまざまな症状や疾患に効果を発揮します。当院では急性期治療からがん治療まで、幅広い分野で活用されており、温熱化学療法後に施行することで、抗がん剤の薬剤感受性を高めることできます。主に腫瘍内低酸素細胞環境を改善することによる効果です。この効果は、放射線治療との併用でも増感効果が期待できます。
 また過去に放射線治療を受けた方で、再度同じ部位に放射線治療が必要になった際に高気圧酸素治療を併用することで、放射線壊死などの晩期有害事象を低減することもできます。


housyasen_35.jpg■IVR(血管内治療)
 フラットパネルディテクタ搭載天井懸垂式全身血管インターベンションシステム最新の3Dイメージング対応血管造影システムです。
 通常の動脈塞栓術のみでなく、進行肝細胞がん、転移性肝がんなどに対して埋め込み型カテーテル(リザーバー)を留置し、全身化学療法だけでなく、動注化学療法を行い、集学的に治療を行っていきます。



housyasen_36.jpg■化学療法
 放射線治療室に隣接して14床の外来化学療法室を完備し、専門の医師、看護師、薬剤師によるチーム医療を行います。
 エビデンスに基づいた化学療法の実施、温熱化学療法、放射線化学療法を行います。



専門医

医師名 担当科 学会資格(関係するものを抜粋) 卒年度
今田 肇 がん治療センター 日本放射線腫瘍学会認定医
がん治療認定医機構暫定教育医
日本放射線学会専門医
日本ハイパーサーミヤ学会指導医
昭和62年
成定 宏之 がん治療センター 日本医学放射線学会専門医
PET核医学認定医
平成4年
鵜殿 弘貴 脳神経外科 日本脳神経外科学会専門医 平成4年
松垣 諭 内科(消化器) 日本消化器病学会専門医
日本肝臓学会専門医
がん治療認定医機構がん治療認定医
平成4年