■内視鏡業務のご紹介

○内視鏡業務とは

 内視鏡関連機器の保守管理を始め、臨床支援業務、カプセル内視鏡の一次読影等の介助業務、内視鏡の洗浄消毒業務を実施しています。また、学術研鑽にも積極的に取り組んでおり、地方会や全国学会で精力的に発表を行う他、最新の治療に対する知識や技術の向上に努めています。

○保守管理業務

 内視鏡は上部・下部・小腸・カプセル内視鏡等、あらゆる病態に対応できるように機器をとり揃えており、それらを一括して臨床工学技士が管理しています。定期点検・始業点検・終業点検を実施し、機器の異常を早期に発見し対応することで検査治療に対する安全性の向上と修理費の軽減に貢献しています。

○臨床支援業務

 介助業務としては、検査処置前のスコープや周辺機器の準備、検査治療の介助全般を行なっています。
 当院では全身麻酔下のESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)を内視鏡室で行っており、人工呼吸器を始め、症例にあった内視鏡や周辺機器の管理・操作等を行っています。
 治療時においてはデバイスの操作や電気メスの出力設定、スコープの保持などを医師の指示のもと行っており、トラブル時は迅速な対応が行える体制をとっています。

 カプセル内視鏡では取り付けから途中経過の確認、読影支援まで行っています。
 どの検査・治療も専門的な技術や知識が要求されます。また、医師や看護師との連携も必要不可欠であり、チームの一員として臨床工学技士の目線からより良い治療提供ができるよう日々技術向上を目指しています。

〇洗浄消毒業務

 内視鏡の洗浄消毒および履歴管理、清浄度の管理、処置具の洗浄滅菌を行っています。
 洗浄消毒における履歴管理では、感染等のトラブル時に追跡が可能となるように、洗浄者、患者名、使用スコープ、使用洗浄消毒装置などを詳細に記録しています。また、定期的に内視鏡に付着する有機物の測定をするために、アデノシン三リン酸 (ATP)の測定や培養検査を定量的に行い、清浄度に対する信頼性の向上に貢献しています。

〇戸畑共立病院の特徴

 内視鏡システムは6台所有しています。年間に約5000件の検査・治療を実施しており、そのうち治療は1500件という治療割合の多い施設です。内視鏡システムを天井から吊り下げるシーリンングペンダントを採用し、足元に機材や配線を極力減らした設計となっています。シーリングペンダントには酸素、吸引ポート、電源、情報コンセントを内蔵し、患者様やスタッフの安全性の確保、内視鏡室の運用性の向上に繋がりました。また当院は、日本消化器内視鏡学会専門医が在籍している施設であり、消化器内視鏡技師認定資格を有する3名の臨床工学技士が従事しています。