救急・急性期・地域支援・がん治療

CT

CTとは?

CTとは、Computed Tomographyの略で、人体に様々な角度からX線をあて、
コンピュータを使って輪切り像を作り出す装置(検査)のことです。

ct320320列マルチスライスCT
Aquilion one(東芝メディカルシステムズ株式会社)

当院では、2008年の新病院設立に伴い、64列マルチスライスCTを導入し、全身のあらゆる検査に対応可能となりました。
この装置は、1回転のスキャンで64スライスの画像取得と高速回転により従来よりも短時間で広範囲の撮影が可能となりました。また0.5mmのデータ収集で詳細なデータが得られる為に、輪切り(横断)像だけでなく、さまざまな断面において精細な画像の観察が行えます。

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320列マルチスライスCT

ct.jpgAquilion ONE (東芝メディカルシステムズ株式会社)
さらに、2012年2月に北九州市内初となる最新鋭の装置『320列マルチスライスCT』を導入いたしました。従来の64列マルチスライスCTに比べ、検査時間が飛躍的に速く、しかも身体の内部をより細かく検査できます。
この装置は撮影幅が16cmと世界一広く、1回転0.35秒の瞬速スキャンが可能なので、呼吸停止困難な患者様や多少動きのあるお子様においてもブレの無い洗練された画像を得ることが可能です。
また、320列独自の特性や新技術により、従来から言われている被ばく線量や造影剤量といった問題点も低減が期待され、検査負担の少ない「人にやさしい」CT装置となっています。 最新鋭の装置であるため国内での設置台数はまだ少ないですが、世界的に注目されており、幅広い臨床応用が期待できると思われます。

320列マルチスライスCTによる検査

整形領域

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160mm Volume Scan
多くの部位が160mmでカバーできるので
0.5秒程度で撮影可能となる。
従来装置と比べて被ばくも少ないので
整形領域全般(特に関節)で使用している

心血管動脈瘤(RCA CB-LAD #6)

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160mm Volume Scan(320列CT)
1回転/0.35秒で撮影が完了するので、
心臓のような動きのある臓器でも、ゆがみや
歪みなく微細な血管も再現できる。

脳血管評価

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3D-Perfusion(320列CT)
全脳の血管走行、血流動態、灌流状態
を一度の検査で行える。

埋伏歯(歯科領域)

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高精細Volume Scan(320列)
従来のCTでは、高精細モードで1分程度
の撮影時間が、1回転1秒以下でスキャン終了。
被ばく線量も10分の1程度に低減。

 

3Dワークステーション

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ボリュームアナライザー SYNAPSE VINCENT
(富士フィルムメディカル株式会社)

当院では、最新のワークステーション(CTやMRIのデータを用いて2次元画像を立体画像として可視化する3次元画像解析システム)を導入しており、CTやMRI検査と組み合わせることでさまざまな特殊検査が可能となります。

当院で行う特殊検査

●心臓(冠動脈)CT

心筋梗塞や狭心症は、心臓の血管(冠動脈)が狭くなることで発症します。 これらの診断には従来心臓カテーテルによる造影検査で診断してきましたが、近年では短時間かつ低コストで、体への負担が少ないCTでの評価が一般的となりつつあります。
心臓CTにより、冠動脈の形態や狭窄の有無、また病変が存在した場合に治療が必要かどうかの判断やカテーテル治療の方針に役立ちます。

正常症例
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狭窄症例
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●術前シミュレーションCT検査

外科手術において病巣摘出の際には、腫瘍の支配血管の走行に基づいた手術が必要となります。
血管の分岐形態や分布は、個人差があるため、術前に血管処理シミュレーションを行うことは
迅速かつ安全な手術を施行する上で重要です。

当院では大腸癌、肝臓癌、乳癌等の手術時に必要となる血管情報を、術前のCT検査にて
取得し、手術シミュレーションを行った後、手術に望みます。

最近では、直接臓器を触ることができず、術野全体を捉えることが困難な
腹腔鏡下手術においてCT検査による血管構築は有用性が高いとされ、注目されています。

例1)乳癌
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例2)大腸癌
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例3)肝臓癌
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●大腸コロノグラフィ(CTC)検査

大腸CT検査と言われて何を一番に思い浮かべますか?
通常、腸の粘膜病変を検査するためには、内視鏡検査(大腸カメラ)が行われますが、病状により内視鏡挿入ができない患者様や、内視鏡による苦痛のため、内視鏡検査を苦手とする患者様は多いと思います。しかし、大腸CT検査は、苦痛が非常に少なく、癌やポリープの検出率も高いと言われ、現在では検診としても注目されています。

当院では、320列、64列マルチスライスCTを用いて、内視鏡を挿入することなく腸の粘膜の画像を得ることができ、大腸癌などの早期発見が可能となります。

大腸CT検査で得られたCT画像
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の部分が膨らんだ大腸で、これを取出し、画像を作ります。

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内側から見ると

仮想内視鏡表示
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外側から見ると

仮想注腸表示
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●CTC検査の流れ

お尻から空気を入れて、大腸を膨らませた状態でCT検査を実施します。
当院では、患者様への苦痛を柔らげ、より安全に検査を受けていただくために、このたび炭酸ガス自動注入器を導入いたしました。炭酸ガスは、通常の空気と比べて腸に吸収される時間が130倍早いため、検査後のお腹の張りがすぐに解消されます。(通常の空気では2時間程度のお腹の張りが、30分程度で解消されます)。また、自動注入により大腸全体が圴一に膨らみやすいため診断向上につながります。

※検査を受ける方は、前処置を行い、大腸内容物を排出した後、CT装置のベッドに寝ていただき、お尻にチューブを入れ炭酸ガスを注入します。(チューブは3cm程度しかお尻に入れないので、苦痛は殆どなく、検査時間も10〜15分程度で終わります。)

・本邦初の大腸用自動炭酸ガス送気装置を導入しました。
この装置は、大腸全体の拡張が必要となるCTコロノグラフィー(大腸CT)検査に用います。従来の手動で空気を挿入する方法と比べて、ガス注入時の痛みが少なく、検査終了後の腹部満腹感が少ないです。
また、腸管内の圧力を一定に保つことが可能なので良好な腸管拡張が得られます。

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プロト CO2L

●頭部血管撮影

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●下肢血管撮影

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●骨折(整形)
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●体脂肪測定
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CTにて腹部撮影したデータを利用し、臍レベルの内臓脂肪量と皮下脂肪量を計測します。
検査レポートをお渡ししますので、図や数値を見て視覚的に内臓脂肪や
皮下脂肪の状態を把握できます。

同じ腹囲でも、内臓脂肪面積が100㎠以上の方は、
脳卒中や心疾患のリスクが高いと言われています。

以上、当院におけるマルチスライスCTは、診断から治療効果の判定、経過観察、手術支援等、臨床ニーズに応える最新の機能で、さらに高度な検査を可能とします。

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