救急・急性期・地域支援・がん治療

検査詳細-1

採血室

当院では、外来患者さまの採血と検尿受付を臨床検査科の採血室で行っています。
検査結果をできるだけ早く出して、少しでも待ち時間が短縮できるように努めています。
採血時に気分が悪くなった経験や、アルコールでかぶれるなど注意すべき点があれば、事前に申し出て頂けますようお願い致します。
また、患者取り違えなどの医療事故防止のため、患者様には名前や生年月日をお聞きして確認させて頂いていますので、ご協力をお願い致します。

生化学検査

ketsueki_33.jpg生化学検査とは、採血により得られた血液を遠心して「血清」と「有形成分」に分離し、この「血清」に含まれる様々な成分を分析する検査です。
血液には蛋白や糖、脂質、酵素など生命活動に必要な成分や不要な老廃物を運ぶ役割があります。
血液中の成分はそれぞれ全身の臓器に関係しているため、肝機能、腎機能、膵機能、脂質、糖代謝などの異常などを知ることができます。
当院ではこれらの分析に自動分析装置(TBA2000FR・TBA200FRneo)を使用し、約30項目を測定しています。
この分析装置の正確性・精密性を保つために、毎日精度管理や定期的な点検を行って、常に分析装置を最良な状態に保ち、正確な検査結果を報告できるように努めています。

 

生化学検査の主な項目と疾患部位(PDF)
生化学検査基準値(PDF)

免疫血清検査

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免疫血清検査は、生化学検査では測定・検出できない血液中の微量物質を対象としています。

微量物質とは、腫瘍マーカーやウイルスなどのことで、主にアーキテクトi2000SRという機種を使用して検査しています。

 

◆腫瘍マーカー◆

腫瘍マーカーは、正常な人には微量に存在するか全く存在しない物質ですが、腫瘍の発生により増加する特徴があります。
そのため血液中にこの物質が増加した場合、腫瘍があることが推測されるため、腫瘍のスクリーニングや治療方針の決定、病状の経過観察などに意義のある重要な検査です。
しかし、腫瘍マーカーは良性腫瘍・炎症・喫煙者などの要因でも上昇するため、陽性であっても必ず腫瘍があるわけではなく、また早期では正常であることがあるため、陰性だからいって腫瘍の存在が否定できるわけではありません。

◆感染症検査◆

ウイルスなどの病原体が体内に侵入し感染が起こると、その病原体に対抗し体を守るための抗体が作られます。感染症検査ではそのウイルス抗原や抗体を検査することにより感染の有無を調べることができます。
当院では肝炎ウイルスの中でもB型肝炎検査であるHBs抗原やC型肝炎検査であるHCV抗体、性感染症である梅毒検査などの測定を行っています。
これらの感染症検査はその他の抗原抗体検査との組み合わせにより、現在感染しているか、過去に感染していたかなどの推測を行うことが可能となります。

その他の生化学・免疫検査

その他にも薬剤の適正使用を行うための血中薬物濃度の測定や、いくつかのホルモンの測定を行っています。
ホルモンの検査では、甲状腺ホルモンであるFT3やFT4と、甲状腺刺激ホルモンであるTSHの3項目を測定することにより甲状腺機能の評価を行うことができます。
また心臓から分泌されるBNPというホルモンの測定を行うことにより、心筋梗塞や心不全の診断など心臓に負担がかかっているかを調べることが可能となります。

免疫血清検査とその他の検査基準値(PDF)

血液・凝固検査

◆血液検査◆

写真5.png血液検査は、血液中の血球数の算定や血球の形態を見る検査で、病態解析や診断、治療効果の判定、経過観察などに欠かせない検査です。
血球算定には、多項目自動血球分析装置XN3000という機器を用いており、赤血球数、白血球数、血小板数や、ヘモグロビン、ヘマトクリット値などの測定を行うことができます。
これらを測定することにより炎症の程度や貧血の有無、血液の凝固機能などを知る事が可能となります。

 

ketsueki_32.jpgまた、白血球はその形態によって好中球・リンパ球・単球・好酸球・好塩基球などに分類することができます。それぞれの血球の割合を調べることにより、細菌感染やウイルス感染の有無、白血病、アレルギー反応、寄生虫感染などの指標として診断に役立てることができます。

 

◆凝固検査◆

血管が損傷すると、その部分に血小板が集まってきて傷口を塞ぎます。これを一次止血と言います。
次に血液中の凝固因子によりフィブリンという線維が形成され塊となり、止血が完成します。
これを二次止血と言い、これらの止血機能が正しく作用しているかを調べる検査が凝固検査です。
凝固機能は肝疾患や血友病、凝固因子の欠乏、ワーファリン服用中やへパリン治療中などにより基準値以上を示す場合があります。
またこの検査は、感染症や悪性腫瘍・白血病などの原因によって血液凝固機能が亢進し、血管内に微小な血栓が多発して出現するDIC(播種性血管内凝固症候群)の診断に主として用いられ、これらの場合、血液中の凝固因子や血小板が使い果たされるために出血症状が出現します。

血液凝固検査基準値(PDF)

輸血検査

yuketsu_31.jpg 血液型には、ABO血液型やRh血液型の他にも300種類余りもの血液型を構成する「抗原」という物質が赤血球膜上に存在しています。
そのため輸血や妊娠など自分以外の血液が体内に入った時、自分の抗原と型が一致してないため異物と認識され、赤血球に攻撃を行うための「抗体」が産生されることがあります。これを不規則抗体といいます。
この不規則抗体の中でも一部の抗体には重篤な副作用を起こすことが知られている為、検査を行い種類を特定したうえで、その輸血用血液製剤が輸血可能かどうかの判断をおこないます。

 

◆血液型検査◆

血液型検査には、A型・B型・O型・AB型などに分類されるABO血液型検査と、一般的にRh陽性や陰性として知られている、Rh(D)血液型検査があります。
ABO血液型検査には抗原を調べるオモテ検査と抗体を調べるウラ検査があり、この二つの総合結果によりABO血液型を決定します。
またRh(D)血液型検査は赤血球膜上にあるD抗原の有無を調べる検査となっています。
輸血時の血液型間違えによる事故は重篤な副作用を起こすため、何重ものチェックを行い事故が起こらないような対策をおこなっています。

◆輸血検査◆

輸血が行われる患者様の体に前述の不規則抗体を持っているかどうかの検査や、輸血予定の血液製剤と患者様の血液を試験管内で混ぜ、反応させることで重篤な副作用が起きないかの確認をおこなっています。
まず不規則抗体のスクリーニング検査を実施し、陽性か陰性の判定をおこないます。ここで陽性となった場合は追加の検査によってその抗体の種類を特定します。
不規則抗体の種類が特定されることにより血液製剤の中でも反応を起こさない型を指定できますので、赤血球が破壊されるなどの副作用を最大限回避できるように検査しています。

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