リハビリテーション科
看護科
栄養科

薬剤部

病診連携室

 リハビリテーションと一言にいっても実際に携わるのは医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、ソーシャルワーカー、薬剤師、放射線技師、栄養士等の様々な職種があります。これらの職種全てが協力し合い、患者様とその家族とともに行うのがリハビリテーションです。
 ここでは当院リハビリテーション科の職種紹介をしたいと思います。
リハビリテーション科スタッフ
 総勢10名の理学療法士が担当制をとり、起居動作や移動動作能力の向上を図ります。日常生活動作能力の向上を目的とした訓練を中心に行う為、少量頻回に患者様の居室を訪れ、ベッドから起きる・トイレにいく・廊下や屋外を歩く等の訓練をします。
 総合リハビリテーションセンター横のリハビリ庭園は1周90m。階段や坂道があり、屋外歩行訓練はここで行えます。総合リハビリテーションセンターの2階は1周60mの回廊になっており、雨天時でも充分な歩行訓練が可能です。
2階回廊
から見た
リハビリ庭園
2階回廊から
見た
リハビリ
テーション室

 疾患ごとの理学療法
脳血管障害
 脳梗塞や脳出血などの脳血管障害を発症し、急性期の病院での治療が終了した患者様を対象とした理学療法を実施します。麻痺した手足の動きを改善させる機能訓練(関節可動域訓練・神経筋再教育訓練など)と残存する能力を用いて日常生活・移動能力を改善する能力訓練(日常生活動作訓練・歩行訓練など)を実施します。
機能訓練の
風景
病棟内を
歩行器で歩く訓練
下肢の骨折
 下肢の骨折の場合、一番患者様が困るのは骨が癒合するまで両足で歩けなくなるという事です。当院ではまず松葉杖や車椅子での移動を獲得し、足がつけない状況でも院内の移動を一人で行えるように訓練します。そうすることで日常生活の自立を促していきます。
 その後骨癒合の状況に合わせて骨折した足に体重をかける訓練を行います。全体重をかけられ、歩行が安定して行えるように歩行訓練を実施していきます。

5名の作業療法士が担当制をとり、主に日常生活動作能力の向上を図ります。総合リハビリテーションセンター内のADL室には実際の生活空間を再現した訓練室があり、調理・掃除・入浴などの訓練が行えます。

右写真は、リハビリ室内にある浴室での訓練風景です。実際にお湯を張っての訓練も行えます。

 疾患ごとの作業療法
上肢の骨折
〜作業療法士の役割〜
関節可動域訓練や筋力増強訓練など、機能面の向上を図ります。
いろいろな器具を用いての上肢訓練、手指訓練を行い、巧緻性の向上を図ります。
必要に応じて自助具の紹介をしたり、日常生活動作能力の向上に向けた指導・訓練等を行います。
上写真:自助具を用いた調理訓練風景です。
中写真:畳の上で歩いたり、実際に掃除機をかける訓練も行えます。
下写真:病棟での訓練風景です。
脳卒中
〜作業療法士の役割〜
機能面の向上、特に巧緻的な動作能力の向上・獲得を図ります
日常生活動作、特に身辺動作能力の向上を図ります。
ex 更衣・トイレなどの身辺動作訓練、家族の方に対する介助指導等
家庭復帰・社会復帰に必要な動作の能力向上を目指します。
ex 料理・掃除などの家事動作訓練、職業復帰訓練等
精神機能面に対するアプローチを行います。
ex 高次脳機能障害(脳卒中により生じる、記憶した知識や経験を元にして判断を下したりする機能の障害)など。

脳梗塞や脳出血などの病気により、言語障害(失語症、構音障害)や嚥下障害が起きた方へリハビリテーションを行っています。

〈失語症の方に対して〉
 
実物や写真・絵カード、パソコン等を使用して名前を言う練習や言葉を思い浮かべる練習をします。
 沢山ある物の中から言われたものを選んだり、文章を読んで内容を理解する練習、文字が思い出しにくくなった方に対しては、字を書く練習等も行っています。

〈構音障害の方に対して〉
 
口に麻痺が出てしまい呂律が回らない方に対して口の体操や発音の練習、発話指導を行います。
 病前のように大きな声が出ない方や声がかすれたり、ガラガラ声になってしまった方に対しては呼吸法や発声法の指導等も行っています。

〈嚥下障害の方に対して〉
 
口や喉が麻痺した為、うまく食事が取れなくなった方に対して飲み込みの練習や食事形態の調整などを行います。