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広報誌『しおかぜ』2016年夏号

社会医療法人 共愛会広報誌 しおかぜ 2016年夏号

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表紙の作品作者

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特集

北九州発導入 放射線がん治療の最先端 トモセラピー始動

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  トモセラピーは強度変調放射線治療(IMRT)に特化した最先端のがん治療装置です。従来の放射線治療装置と違い、放射線治療装置がCT装置と一体になっています。
治療装置3台(汎用装置・サイバーナイフ・トモセラピー)体制でがん治療を行っている病院は、九州では当院だけです。また、治療患者数も大学病院と比べ遜色がなく、年間700名以上の患者さまの治療を行っています。

特 徴

トモセラピーの特徴の一つに、画像撮影と治療照射が同一装置で出来るということがあげられます。
従来の放射線治療装置では、画像取得時と治療時では用いる装置が違うため、微細なずれが生じていました。しかし、トモセラピーは同一になっているため、より精度の高い位置合わせが可能となっています。
呼吸がガスの有無などで臓器の位置は常に変化します。しかし治療前に毎回CT画像を取得することで、日々の臓器の動きからおこる位置ずれなどを補正することができ、治療線量を腫瘍に集中して正確に当てることが可能になりました。これにより、今では治療しにくいような場所への治療も行えるようになっています。
また、この装置はベッドを移動させながら治療を行うため、治療範囲が広い場合や複数ある場合も、一度に治療を行うことが出来ます。
当院には放射線治療装置が3台ありますが、治療部位に応じて使用する装置を使い分け、適切で副作用の少ない最適な治療を行っていきます。

もっと詳しく がんの治療

放射線治療

3.png 放射線治療は、手術・化学療法と並ぶ「がん」の三大治療の1つです。最近では放射線装置の著しい進歩によって、「効果が高く・副作用が少ない・体にやさしい治療技術」が注目を集めています。
放射線と聞くと、目に見えない危ないものというイメージの方が多いと思いますが、使い方次第ではがんの治療に用いることのできる、非常に便利なものです。放射線は体にあたっても何も感じることはありませんので、痛みもありません。治療はベッドに寝ているだけで終わるため、多くの方から『もう終わったの?』と言われます。
放射線は細胞に当たれば、当たった細胞を傷つけます。正常な細胞とがん細胞では正常な細胞の方が治る力が強いため、治療を何日間かに分けることで、がん細胞だけを傷つけて治療することが出来ます。

 

IMRT(アイ・エム・アール・ティ)

強度変調放射線治療(IMRT)は、正常な細胞を避けながらがん細胞に集中的に治療線量を照射する方法です。
従来の放射線治療では、がん細胞の周りにある正常な細胞にも放射線が当たっていました。しかし、IMRTを使って治療を行うことで副作用を劇的に減らすことができます。トモセラピーはそのIMRTに特化した装置のため、副作用を減らしながら治療をすることが可能となっています。

適応疾患

放射線は腫瘍細胞をやっつけることができます。強度を変えながら治療を行うことで、周りの正常部位を大きく傷つけることなく、治療したい部位のみに限局して治療が可能です。
しかし、腫瘍の大きさや、場所、患者さまの年齢や状態に応じて変わりますので、医師と検討し、ご自身の希望なども考慮して治療法を決めていく必要があります。

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※前立腺がん、脳腫瘍、頭頸部領域(咽頭がん、喉頭がんなど)、婦人科がん、乳がん、骨転移など呼吸性の移動がある場所は治療ができないため、圧迫固定にて行います。

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病気のはなし 手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)

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手のしびれは手根管症候群のサインかも

15.png 手根管症候群になると、手首にある手根管というトンネルに圧力がかかり、その中を通る正中神経が圧迫され手の痺れや痛みが現れます。
手の痺れが起こる原因は1つではなく、原因によって痺れの部位、程度が異なってきます。主な痺れの原因は脳や脊髄の病気、末梢神経の圧迫、内科的疾患、循環器疾患などがあり、末梢神経の圧迫で最も頻度が高いのが手根管症候群です。
主な症状は、上の図をご参照ください。

診断方法

症状を感じたら、当院整形外科外来を受診してください。診断の確定は、神経伝導速度検査(正中神経に電気刺激を与え、刺激の伝わる速さを測定する検査)、手首のMRI検査などを行います。

治療方法

まず、手の安静を行います。消炎鎮痛剤、ビタミンB12製剤の内服、ステロイド剤の手根管内注射を並行して行うこともあります。保存的加療に抵抗性の場合には手根管を開放し、正中神経の圧迫を解除する手術が必要になります。手術は外来手術で可能で、手術時間は約30分程度です。

人生の中で手根管症候群に罹患する確率は10%程度といわれ、頻度の高い病気です。しびれに加え、母子の付け根の筋肉が痩せていると適切な治療を行っても治療成績が劣ることが知られています。手のしびれを自覚したら整形外科を受診してください。

 

 

スタッフレポート

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田中順平さん
戸畑共立病院/画像診断センター 診療放射線技師
X線CT認定技師

できるだけ少ない放射線量で
一人ひとりにオーダーメイドな検査を。

 CTと言えば、被ばくを心配する方もたくさんいると思います。もちろんレントゲン写真より少し放射線の量は多くなりますが、装置の進歩によって放射線量はずいぶん少なくなっています。それでもできるだけ少ない放射線で安全・安心な検査を提供するために、放射線科医との連携やスタッフの教育、装置管理を行うのが私の役割です。
息が止められない方にはベッドを速く動かしてボケのない画像にする。身体の中の見たい部分に合わせて放射線の量や強さを調整するなど、CT画像をみる医師が診断しやすいよう患者さま一人ひとりに合わせたオーダーメイドな検査を行っています。X線CT認定技師は現在2名在籍し、日々新しい知識の習得や撮影技術の向上に励んでいます。今後もこの分野のスペシャリストとして院内活動や施設管理に力を入れ、チームとして質の高い医療を提供したいと考えています。

リハビリスタッフのオススメ体操

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栄養士オススメ!旬の簡単レシピ

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私の休日

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