社会医療法人 共愛会

広報誌『しおかぜ』2017年秋号

社会医療法人 共愛会広報誌 しおかぜ 2017年秋号


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特集 認定看護師ってどんな看護師?

認定看護師は、高度化し専門分野が進む医療の現場において、
水準の高い看護を実践できると認められた看護師です。
「認定看護分野」ごとに日本看護協会が認定しています。

認定看護師はどんな資格ですか?

 看護師として5年以上の実践経験を持ち、日本看護協会が定める615時間以上の認定看護師教育を修め、認定看護師認定審査に合格することで取得できる資格です。審査合格後は認定看護師としての活動と自己研鑽の実績を積み、5年ごとに資格を更新しています。2016年12月現在、17,472人の認定看護師が全国で活動しています。

 認定看護師制度は、臨床現場の看護職を対象に特定看護分野におけるキャリアアップを図り、認定資格を与える制度です。

専門看護師との違いは?

 専門看護師とは、看護師として5年以上の実績経験をもち、看護系の大学院で修士課程を修了して必要な単位を取得した後に、専門看護師認定審査に合格することで取得できる資格です。審査合格後は専門看護師としての活動と自己研鑽の実績を重ね、5年ごとに資格を更新していきます。
 認定看護師は、それぞれの専門分野の知識や技術を臨床現場の看護職を対象に実践し、指導します。専門看護師は、特定の専門看護分野の知識・技術を深めた専門看護師を社会に送り出すことにより、保険・医療・福祉の発展に貢献し、併せて看護学の向上を図ることを目的としています。

どんな活動をする看護師ですか?

 患者さまやご家族により良い看護を提供できるよう、認定看護分野ごとの専門性を発揮しながら認定看護師の3つの役割「実践・指導・相談」を果たして、看護の質の向上に努めています。
 専門的な治療や看護が必要な患者さまやご家族に対して最適な看護は何かを、認定看護分野の専門知識に基づき判断し、実践します。他の看護師に対し、自らが手本となり専門知識や看護技術などを指導し水準の高い看護を行えるように働きかけたり、看護の現場で直面する問題や疑問の相談に乗り、改善策を導きだせるよう認定看護分野の専門知識に基づき支援します。

 

7分野の認定看護師が活動しています!


お問合せ先:戸畑共立病院 093-871-5421

病気のはなし 前立腺がん

前立腺がんとは

前立腺は男性のみにある臓器で、図のように膀胱の下で尿道を取り囲んで栗の実のような形をしており、主な働きは精液の一部をつくることです。前立腺の病気には、「良性の前立腺肥大症」と、「悪性の前立腺がん」があります。自覚症状は尿が出にくい排尿困難や夜間頻尿などさまざまですが、特に前立腺がんの場合、早期がんでは症状はほとんどありません。

 

 

 

 

 

早めの検診を

 北九州市の市民検診では、前立腺がん検診(PSA検診)が行われており、通常の採血でわかります。PSA値の正常範囲は、4.0ng/ml未満ですが、この数値以上になると前立腺に何かしらの以上が疑われます。2015年、日本で1年間に診断される男性がん患者数のうち、前立腺がんが第1位となりました。血縁者に前立腺がんの方がいる場合は早めの検診が勧められています。
PSA値の異常があれば泌尿器科を受診していただき、二次検診として触診やエコー検査、MRI画像診断などを行います。さらに針生検を行うことで、がん診断が確定します。

治療法

 放射線治療(放射線カプセル療法、外照射療法)、手術療法、内服治療などがあります。「生検組織所見」、「診断時PSA値」、「触診または画像所見」の3つの要素をもとに治療法を選択します。
前立腺がんは早期に治療すれば治癒率が高い病気ですので、早期発見の為まずはPSA検診をお受けください。ご不明なことがございましたら、お気軽にご相談ください。

スタッフレポート

合田 あかねさん
老人保健施設あやめの里/看護部

ご利用者がより快適に過ごせるように。

 以前は介護福祉士として勤めていましたが、生活サポートに加え医療の面からもサポートしたいという強い想いで、主人の協力を得て准看護師の資格を取りました。急性期の病院で看護技術を学んだ後、高齢者とふれ合えるあやめの里に入職しました。
あやめの里は、温かく居心地の良い働きやすい職場です。私が第1子を出産した際は、長期休暇後も温かく迎え入れてくれました。みなさんの支えがあってこそ今があるのだと感謝の思いでいっぱいです。さらに、出産・育児を通してこれまで以上に生命の尊厳を強く感じるようになりました。これらの経験を職場で活かしていきたいと思います。
今後自身のスキル向上の為に正看護師を目指し、ご利用者がより快適に過ごせるようサポートに努めたいです。

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