春に寄せて ――2019年度 ご挨拶――

 今年も花咲く春を迎え、桜前線も日々北上しています。

折しも、新元号が発表され、“令和”という元号に、老若男女それぞれが様々な希望、夢、期待を込めて、次の時代を迎えようとしています。

一昔前、人生50年と言われた時代から、今や人生100年時代を迎えようとしています。

そして単に寿命が延びるのではなく、健康寿命がともに延びていくことや老いても生涯安心して生活できる街作り(地域包括ケアシステム)が求められています。

このような状況の中で、今後介護老人保健施設(老健)の役割はさらに大きくなっていくと思われます。終の棲家としての施設ではなく、動きのある施設であることに意味があると考えています。病院から在宅生活に移行する間に、より生活に即したリハビリを行ったり、在宅生活と施設生活を交互に行って(往復型利用)、生活機能レベルを維持することも可能です。これは家族のレスパイトにも有効です。

生活重視ということで、環境整備も心掛けています。先月は2階ベランダの改修を行い、小さな新しい池に金魚が泳いでいます。街中の施設ですが、各階のベランダは、すべて花壇や畑が設けられ、園芸を楽しみながら、作業療法士や介護福祉士の手を借りながら、野菜を収穫し、サラダやカレー作りなども楽しんでいただきます。お一人お一人の自然な日常生活を大事にします。

しかしながら、家庭での介護者や病気の状況から、在宅生活が困難な方が多くなっていることも事実です。状況に応じた柔軟な対応も行います。特に、超高齢者で老衰が進行した方や癌など悪性疾患で治療を希望されない方などに対しては、ターミナルケア(看取り)も行います。離床が基本の老健では、一日中リハビリやレクレーションで動きや笑いがあります。最後までこのような環境で過ごさせたいと希望されるご家族も増えています。

昨年は、介護保険の改定の年で、老健の評価方法が大きく変わりました。

在宅復帰率、入退所前後の訪問指導、職員の配置人数、入所者の重症度など10項目の総点で、高い順に、“超強化型老健”から“その他型老健”まで5段階に分けられることになりました。おかげさまであやめの里は、昨年7月以来、最高ランクの“超強化型老健”を維持しています。これは福岡県の老健151施設のうち20施設しか取得できていません。

今後とも、職員一同一丸となって、老健の様々なサービスの充実、レベルアップに努め、高齢者とそのご家族の皆様が笑顔で暮らせますよう、できる限りの努力をしていきたいと思います。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

H31年4月1日
介護老人保健施設あやめの里 施設長 下河辺勝世

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