5月17日は「世界高血圧デー」

ー 減塩大作戦! 目指せ! 1日マイナス2g ー

5月17日は「世界高血圧デー」です。日本でも毎年5月17日は、日本高血圧学会と日本高血圧協会によって「高血圧の日」と制定されています。

高血圧(140/90mmHg以上)は、脳卒中や心臓病などの主要な原因ですが、サイレント・キラーと呼ばれるように、自覚症状がないために、現在、4,000万人と推定される高血圧患者のうち実際に治療を受けているのはわずか2割の約800万人と言われています。

そこで、今回は、高血圧の治療と予防につながる「減塩の工夫」をご紹介します。

1日あたりの食塩の目安量は?

厚生労働省が定める日本人の1日あたりの塩分摂取量は、男性7.5g未満、女性6.5g未満とされ、すでに高血圧と診断された方は、1日6g未満の摂取を推奨されています。

しかし、現在の日本人の食塩摂取量は、男性は10.8g、女性は9.2gと2g以上の過剰摂取状態です。

減塩大作戦7か条

日々の食事の中での、減塩ポイントを紹介します

1.酸味や香辛料を上手に使おう!
酢やレモン、カレー粉や唐辛子、大葉やみょうがなど、酸味や香辛料、香味野菜を上手に使うことで塩分を減らしてもおいしく頂けます。

2.だしでʻうまみʼを効かせよう!
干し椎茸、昆布、かつお節などの出し汁やトマトや玉ねぎなどの野菜のうまみで、調味料を減らしても満足度アップします。

3.醤油やソースはʻかけるʻよりʻつけるʻ
調味料は小皿にとってつけて食べるとどのくらいの塩分をとっているが把握できます。

4.めん類の汁は残そう!
めん類は、とんこつラーメン1杯9.7g、月見うどん1杯5.0gと1杯で、1日分の塩分量を摂取してしまいます。

5.汁物は具たくさんに!
汁物は、具材をたくさん入れて、1日1杯までにしましょう。
味噌汁1杯は、塩分1.5gですが、たっぷりの野菜をいれたものは、0.5gと1.0gの減塩となります。

6.塩分の多い食品は控えめに!
漬物や練り製品、塩蔵品など塩分の多い食品は、控えめにし、食べる時も漬物や干物には醤油ではなくレモンをかけるなど工夫をすれば、塩分1g以上は減塩できます。

7.食べ過ぎに注意!
薄い味付けのもでも、たくさん食べると塩分総量は増えます。おかずの食べ過ぎには、注意しましょう。

簡単に作れる天然だし

材料と水だけで簡単に作れる天然だしのレシピをご紹介します!うま味成分が含まれる干ししいたけや昆布、鰹節などは1つよりも2つ、3つ入れると相乗効果でさらにうま味がUPします。

夜寝る前に作って冷蔵庫に入れておくと、翌朝のお味噌汁などに利用できます。

天然だしレシピ
材料
昆布10cm
煮干し20尾
干し椎茸2個
1ℓ


作り方
材料を保存瓶に入れて、一晩置いて出来上がり!
※冷蔵庫で2~3日保存可能


〜目指せ!減塩1日マイナス2g〜

減塩大作戦で、本日「高血圧の日」より健康への第一歩をふみ出しましょう。