ものわすれ外来とは?
もの忘れが気になっている方のための外来です。
もの忘れがあるからといってすぐに病院にかかる人は少ないと思います。もの忘れは誰もが経験する日常生活の中の当たり前の行為と受け止められているからです。そのため、家族が本人の異常に気づき、「診てもらった方がよい」と思うのは、もの忘れがひどく困ることがあり、またこれまでなかった家族が驚くような行為に出会ってからのことが多いようです。
日常生活にも支障を来す程の「もの忘れ」を起こす病気を「認知症」と言いますが、ご家族が「認知症かな?」と思った時、「認知症だからしかたない」「治らない」と決めつけずに、ご本人の身体の状態をチェックし、「治る認知症」であれば、できるだけ早く治療を施す必要があります。
認知症であれば「病気」ですから、ごく初期に、また軽度認知障害の状態で受診し、本当の認知症にならないよう医療機関に相談し、できるだけ早い時期に治療を開始して、その進行を抑えるようにすることが大切です。
対象者
・もの忘れが気になる方、なり始めた方
・もの忘れなど行動の変化に気づかれた方
・怒りっぽさややる気のなさなど、いままでとの違いが気になり始めた方
・ちょっと心配のある方、あるいは周囲から勧められた方など、どなたでもご相談下さい。
診察の流れ
問診
いつから、どんなことで気づいたか?
もの忘れ以外の症状はないか?(眠れない、気分が落ち込む、怒りっぽくなったなど)
などご本人や付き添いの家族から詳細に伺います
検査
もの忘れの度合いを測る心理検査、一般血液検査、頭部画像検査などを行います
診察
お話を伺いながらまずそのもの忘れが正常のもの忘れか、認知症のもの忘れかを判断します。認知症であればどのタイプなのかについて判断します。
治療
診断がつけば現時点でどういった治療が必要か判断します。介護サービスの導入など環境調整をするだけで問題が解決する場合もありますので薬物治療が必須というわけではありません。薬物治療に関しても長所、短所がありますのでその説明も行います。
医師のご紹介
医 師 名 | 長 昭洋(ちょう あきひろ) |
専門分野 | 精神科 |
認 定 | 精神保健指定医 日本精神神経学会精神科専門医 |
診察日時・お問い合わせ先
診察日:第1・2・3・5木曜日
診察時間:13:30~17:00(受付時間:13:00~15:30)
予約窓口:戸畑リハビリテーション病院 地域連携室
電話番号:093-861-1500(代表)