肩こりの原因は

日本整形外科学会によると、首や背中が緊張するような姿勢での作業、姿勢の良くない人(猫背・前かがみ)、運動不足、精神的なストレス、なで肩、連続して長時間同じ姿勢をとること、ショルダーバッグ、冷房などが原因として挙げられるようです。
パソコンやスマートフォン等を長時間見続けることが多くなりやすい現在では、肩こりになりやすい生活習慣になっている方も多いのではないでしょうか。

痛みへの対処法

明らかな原因疾患が無い場合、マッサージ療法(筋肉の血流を改善させ、筋緊張をやわらげる)、温熱療法(蒸しタオル、入浴などで筋緊張をやわらげる)、運動療法(筋力強化)、安静、薬物療法(シップ薬、筋弛緩薬、局所注射など)が有効とされています。
普段の姿勢を整える為、椅子の高さや背もたれを調整することも重要です。

一人でもできる予防法について

背中が丸まった姿勢を長時間取り続けないようにしたり、適度な運動や入浴で血行が良い状態を保ちましょう。また、起床後や就寝前に胸を張るようなストレッチや首の運動をすることで症状を予防できる場合もあります。→ おすすめの運動はこちら
日々続けることができるセルフケアで、肩こりを予防しましょう。

戸畑リハビリテーション病院
運動器認定理学療法士 光安 勇太

この記事の著者