各部門
救急センター

救急告示・地域支援病院として365日24時間体制で救急患者を積極的に受け入れています。看護師の他に救急救命士も所属しており、コメディカルと連携し、安全で質の高い救急医療の充実を図っています。患者の疾患や症状は多岐にわたり、高度な専門性と幅広い知識、技術が求められるため、医師を交えた症例検討や学習、緊急度判定トレーニング等を行っています。また、近隣の消防機関と連携を図りメディカルコントロールや、救急救命士の病院実習での再教育などを行い、地域の救急医療強化に努めています。
救急受診する患者や家族の心理は非常に多様で複雑です。患者やご家族の思いを尊重して寄り添った看護が提供できように心がけています。
がん治療センター

化学療法、放射線治療、温熱療法、高気圧酸素治療を併用した集学的治療を行っています。医師、看護師、診療放射線技師、臨床工学技士、薬剤師、医療ソーシャルワーカーなど多職種で連携をとり、安心して安全な治療が提供できるように努めています。また治療と仕事、家庭が両立できるように日常生活指導にも力を入れています。外来の限られた時間の中で「いつでも相談できる」「頼りになる」という安心感をもっていただけるよう職員一同心がけていますので、何かありましたらご相談ください。
外来

戸畑共立病院の外来では、多くの診療科で医師・看護師・ドクターズクラークが協力して、ご来院された患者さんの診療にあたっております。
正面玄関では、短時間で状態を観察・察知し適切な診療に繋げるため、看護師がトリアージを行っております。また、専門の診療科において、より充実した看護が提供できるよう自己研鑽し、幅広い分野の資格を持った看護師も在籍しています。フットケアやストーマケア、骨粗鬆症リエゾン看護師、糖尿病療養指導士の介入など、患者さんのニーズに対応しております。
集中治療室(HCU)

当院のHCUは外科・内科系を問わず、高度な治療を必要とする患者さんが入室しています。生命の危機にある患者さんを患者4人に1名の看護師が常時対応し、効果的な治療・医療・看護が提供できるよう努めています。HCUでは、チーム医療として様々な職種の方と協同し、患者さんのケアを行っています。また、患者さんだけでなくご家族への精神的支援・援助も行っています。
手術室

当手術室は4室(うちバイオクリーンルーム1室)あり、各科(外科、整形外科、形成外科、泌尿器科、眼科、脳神経外科、歯科口腔外科、腎内科)に特化した部屋、機材、手術器具を揃えております。
外科では2024年秋より手術支援ロボットを導入しました。ロボット手術では従来の腹腔鏡手術では再現できない、より精緻な手術が可能となり、患者さんの体への負担も軽くなります。
整形外科では腱板断裂やスポーツ障害を含む肩疾患の鏡視下手術を積極的に行っています。また胸郭出口症候群の治療では国内有数の症例を誇る病院へ国内留学後、当院でも積極的に治療・手術を行っています。
当手術室では、手術後の痛みに対する評価や、鎮痛剤の調整を行う「術後疼痛管理チーム」に資格を取得しているメンバーが参加しており、術中から術後にかけて継続的に鎮痛が図れるよう働きかけています。又タスクシフトの一環として臨床工学技士によるスコープオペレーター、直接介助業務を行っています。
手術件数は年々増加し、各科共に最先端の手術も増えております。患者さんを中心とした医療を提供するために、麻酔科医・看護師、臨床工学技士など、手術に携わる多職種スタッフで全手術の術前にブリーフィングを行っております。そこで、患者さんの情報共有を図り、安全・安楽な手術を提供できるよう日々努めております。
透析センター

ベッド数21床、月水金2クール、火木土1クールで透析治療を行っています。
外来維持透析の方をはじめ、他科の治療目的での入院透析、臨時の旅行透析も随時受け入れています。人工透析とは腎炎、高血圧、糖尿病などにより腎臓が機能しなくなった人に対して腎臓の代わりに機械を使用し血液中の老廃物の除去や水分を取り除く治療です。
消化器内科と連携し、顆粒球除去療法(GCAP療法)も対応しています。
近年は、高齢の透析患者さんも増加し、病状に合わせた治療と看護が提供できるよう私達透析センタースタッフは、患者さんのQOLの向上のため、水分、食事管理など日常生活に対する支援を行っていっています。
3階西病棟

当院の3本柱の1つである「がん治療」専門病棟であり、診断から治療、終末期医療を提供する役割を担っています。
痛みや不安を抱えている患者さんに対し、安心して治療を続けてもらえるよう多職種や認定看護師(緩和ケア・化学療法・放射線)・認定薬剤師と連携・協働し、治療による副作用への対応や疼痛コントロールを行います。
また自壊創・放射線皮膚炎などの創傷処置、疼痛コントロール、胃瘻の管理、在宅ターミナルケアなどの退院後のサポートとして、認定看護師による退院後訪問を行っています。
急性期と終末期の患者さんが混在する病棟で、患者さんの状況や希望に合わせて医療者本位でなく患者さん・ご家族の希望に寄り添う看護、看護部の活動指針の1つである
「私や家族が受けたい看護」=「心のこもった看護」の提供、チームワークを大切にする病棟を目指しています。
3階東病棟

主に整形外科・泌尿器科の診療科の病棟です。
整形外科は、高齢者に多い大腿骨近位端骨折、変形性膝関節症、脊椎疾患の患者さんが主に入院されています。泌尿器科は、排尿障害や悪性腫瘍を中心に放射線治療、化学療法、手術療法などの治療が必要な患者が入院されています。術前から医師・看護師・リハビリスタッフ・栄養士・薬剤師・退院調整看護師とそれぞれの専門知識を情報共有しながら速やかに回復し、退院調整が出来るようチームで医療を行っています。また術後の早期離床及び社会復帰に向けたリハビリテーションに努めております。
スタッフ一同、入院時の患者さんの療養環境を整え安全・安楽・安心な入院生活が送れますよう常に心がけて看護を行ってまいります。
4階西病棟

主に外科・内科・脳外科・形成外科の混合病棟です。
幅広い年齢層の方が入院され、手術や内視鏡検査を受けられています。
手術後処置が必要な方は、ご家族も含めての退院指導を行い、安心して退院生活が送れるよう不安軽減に努めています。
入院時から医師・看護師・リハビリスタッフ・栄養士・薬剤師・ソーシャルワーカーと協働・情報共有をし、安心・安全な療養生活の環境調整、退院後の生活を見据えたサポートができるよう心がけております。
4階東病棟

内科・脳外科・眼科・歯科の混合病棟です。若い方や働き盛りの方、超高齢の方まで幅広く入院されており、様々な疾患を抱えていらっしゃいます。
内分泌疾患や透析患者をはじめ、全身麻酔手術も多く、知識や技術の向上に日々努めておりますので、安心して手術や検査を受けて頂けます。
また入院から退院まで、他職種と協働し、退院後の生活を見据えたサポートができるよう心がけております。
5階東病棟

5階病棟は救急病棟です。疾患や年齢を問わず、様々な患者さんの受け入れを行っております。突然の入院で患者さん、ご家族ともに不安な気持ちが強いと思います。入院時から常に多職種で情報共有を行い、安心・安全な看護が提供できるよう努めていきます。
看護部の指針である、「私や家族が受けたい看護」=「心のこもった看護」を日々目指して看護を行っていきます。