2022年度のはじめに寄せて

 2022年(令和4年)の春を迎えています。
年明けから、コロナの第6波が猛烈な勢いで拡大しましたが、ようやくゆっくりと終息の気配を見せています。思えばコロナ禍も3年目を迎えました。昨年は、地元の戸畑祇園をはじめ、2年連続の中止を強いられたイベントは数多くありました。その中で、賛否ある中、東京オリンピックがともかくも開催されたのは、今では一つの光だったように思われます。
昨年春から、ワクチンの接種が急ピッチで進み、オリンピック後の10月~12月は小康を得ることができました。施設では、昨年2回、今年に入り1回の接種をスムーズに行うことができました。

 コロナ禍の施設で、一番影響を受けるのは、面会制限、利用制限です。オンラインでの面会は継続してきましたが、やはり対面での面会に勝るものはないようです。ご家族の絆の強さ、大切さを再認識させられました。
在宅生活を支える上でショートステイは大事ですが、外部からのウイルス侵入を恐れ、コロナの発生状況によっては、PCR検査を必須にしたり、一時サービス中止とせざるを得ませんでした。皆様には、大変なご迷惑やご心配をおかけしてしまいした。おかげさまで、これまでのところ、ご利用者では一人の発症者も陽性者も出ておりません。
ワクチンに加え、治療薬も開発され実用化されていますが、コロナの今後については、まだ見通せません。今年度もまずは、基本的な感染対策を守り、そのうえで皆様が、安心してより充実した施設生活を送ることができますよう頑張ってまいります。

 先月末、突然起こったロシアのウクライナへの侵攻は、決して他人ごとではありません。
あやめの里入所者の平均年齢は88歳ですから、何らかの形で戦争を体験された方が多いと思います。テレビで見るウクライナの惨状は、話には聞いたことがある戦争というものの怖さ悲しさをまざまざと見せつけられます。改めて大変な時代を生き抜いてこられた皆様を思い、この先安寧な日々を過ごして頂きたいと思うと同時に、一日も早くウクライナに平和な日々が戻ってくることを願ってやみません。
今年も、年度初めから、大変な幕開けですが、希望をもって前に進みましょう。

あやめの里 施設長 下河辺 勝世