新年度のご挨拶

平素より、社会医療法人 共愛会 戸畑共立病院へのご理解、ご協力ありがとうございます。

2020年は、全世界に急速拡大した新型コロナウイルス感染症にて、病院をとりまく環境が激変した年でありました。また、「医療」というものの役割、体制、課題等について、より多くの人々が注目し、考え、見直す年であったと感じます。近年は災害が多く、地震や台風、洪水、新型インフルエンザが主で、ここに新型コロナウイルス感染症が加わり、病院が成さねばならない課題は増えるばかりであります。この国内外での新型コロナウイルス感染症流行状況や医療体制等に関する様々な情報を見聞きすることは、「今、その地域で必要とされる医療の実現」について、改めて考える機会となりました。

日々、新型コロナウイルス感染症に関連する多くのことが報道され、日常生活の様々な場面で、感染対策を考慮した「新たな生活様式」が求められる中、一人一人が各状況に適応する努力を続けながら、毎日を過ごされてこられたことと思います。そのような状況においても、これまでと変わらず、「地域医療支援病院」である当院が果たすべき役割は、地域の皆さまの健康を支え、安心安全な医療を実現し続けることです。職員一人一人がその理念を理解し、感染対策の徹底・強化、そのための体制構築等に迅速かつ柔軟に取り組み、救急医療、がん治療等を含む診療を継続してきたことは、地域において必要な医療体制を支えることにつながっていると考えております。

また、そのような状況の中だからこそ、これまで以上に求められている、「院内外連携力」を引き続き強化し、2020年度診療報酬改定の基本的視点として示されている、「患者・国民にとって身近であって、安心・安全で質の高い医療の実現」、「医療機能の分化・強化、連携と地域包括ケアシステムの推進」等の実現につなげて参りたいと思います。

2021年はどうでしょうか?日々を生きる中で、ワクチン等の「新たな可能性」に期待すると共に、これまでの経験から学んだことを活かしていく姿勢が重要だと感じています。当院も、新たな課題等に対する柔軟な対応、現状改善を続けながら、地域医療を支えていきたいと考えております。今こそ、「地域の信頼と共にある存在」と感じて頂けるよう、職員一丸となって努力し続ける所存です。

社会医療法人 共愛会 戸畑共立病院
院長 今村 鉄男