緩和ケア病棟のお知らせ
2024/09/13 14:13
「絆の会」(遺族会)とは大切な方を亡くされたご家族の方の集いです。
基本理念でもある、絆~きずな~に込められた思いは、患者様、ご家族、私達スタッフのつながりであり…
2018/07/03 18:26
平成30年6月23日土曜日、第7回絆の会(緩和ケア病棟遺族会)を行いました。
今回は14家族、15名にご参加いただきました
緩和ケア病棟
当院の5階には無料部屋13室、有料部屋4室の計17床の緩和ケア病棟があります。
がんによる身体的・精神的な苦痛を持つ方々に、心を込めたケアを提供いたします。
キッチン・デイルーム・ファミリールーム・庭園・お風呂等の設備もご準備しております。
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一般浴槽 |
特別個室 |
特殊浴槽 |
方針
1. 私たちは、心や身体の痛みを和らげ、あなたらしく生きることを支えます。
2. 私たちは、全ての職種が一丸となって関わり、あなたやご家族を支援します。
3. 私たちは、あなたが安心してケアを受けて頂くことが出来るよう、質の高い環境を提供します。
4. 私たちは、あなたとご家族のお話に共感し、心に寄り添うケアを目指します。
5. 私たちは、いつでも相談に乗れる態勢を作ります。
6. 私たちは、あなたが希望する場所で療養が続けられるよう、他の医療機関や在宅サービスとの連携を図ります。
7. 私たちは、自己研鑽に励み、地域の緩和ケアの向上に努めます。
特別個室 |
特別個室 |
治療について
緩和ケア病棟では、治癒を目的とした治療は行いません。また、生命を長引かせる様な治療は行っておりません。しかし、生命維持に必要な輸液や症状の対処療法は、ご本人・ご家族の方々と相談しながら行います。
緩和ケア病棟の入院基準
1. ご本人とご家族が以下の内容を理解された上で入院を希望されていること。
2. がんによる身体的・精神的な苦痛を持ち、緩和ケアが必要とされていること。
3. 緩和ケア病棟の入院中は、積極的な治療を行なわない事をご本人およびご家族が理解されていること。
4. ご本人とご家族が、緩和ケアを希望され、同意していること。
5. ご本人が病名・病状について理解していること(が望ましい)。
緩和ケア病棟の退院基準
1. ご本人及びご家族が退院を希望されるとき。
2. 抗癌剤や放射線治療などの積極的な治療、延命処置を強く希望している時等。
3. がん以外の病気を有し、その治療を優先する必要があるとき。
4. 苦痛症状が緩和され、病状が安定したとき。
下記の場合はご相談の上考慮した上で入院をお断りする事がございます。
1. 重度の認知症・大声・暴力など他の患者さまの入院生活に支障があると判断される場合。
2. 施設の設備上、以下の処置を必要とする場合。
・人工呼吸器の使用、又は使用を希望する場合
・透析を受けている場合
入院までのながれ
- 入院相談
- 緩和ケア病棟地域連携室へ連絡相談。(師長またはMSWが対応)
患者さまの状態などある程度の内容を連絡し、診察・面談の日程調整
- 診察・面談
- 患者さま・ご家族に対し、医師・看護師・MSWによる診察・面談(見学可)
かかりつけ又は入院期間の紹介状をお持ちください
- 入院判定会議
- 緩和ケア病棟担当医師・看護師・MSWにより、入院の適否、入院日程の検討
- 患者さま・ご家族、または入院機関へ連絡
- 緩和ケア病棟担当MSWより、入院可否・入院日の連絡を行う
- 入院
初回ですので、1時間前後の時間を要します。また、前の方への診察が長引く場合もありますので、ご了承ください。
緩和ケア内科病棟の見学は原則可能ですが、プライバシー保護に支障のない範囲でお願いしています。また病棟の都合でその日に見学ができない場合もありますので、ご了承ください。
緩和ケア内科病棟では、患者さま・ご家族のご要望にできるだけ応えていきますが、お互いに迷惑にならない範囲でそれぞれの生活を楽しんでいただいております。
入院費用
健康保険が適用されます。
有料個室は、別途費用がかかります。
詳しくは、入院される際に説明いたします。
緩和ケア病棟Q&A~よくあるご質問~
- どんな人が入院するところですか?
- がんによる身体や心の苦しみの緩和を必要としている方、緩和ケア病棟の主旨をご本人・ご家族が理解している方が入院するところです。
詳細は面談時にお尋ねください。
- 告知を受けていないと入院できませんか?
- 入院の絶対条件ではありませんが、望ましいと考えています。患者さまが病状の進行とともに身体の変化を感じること、いたるところに“緩和 ケア”と表示があること、病棟の雰囲気の違いから気付くことがありま す。患者さまが事実を知ったほうが良い・知りたいとの要望があるなど、 状況に応じて病名や病状を伝えるための支援を一緒に相談し、行ってい きます。
- 治療は全く受けることができなくなるのですか?
- 原則として延命治療やがんそのものに対する治療(手術、抗がん剤、放射線など)は行いません。緩和ケア病棟ではご本人が苦痛となる症状(痛 み、息苦しさ、吐き気など)を取り除いていくことが治療となります。
- モルヒネなど(医療用麻薬)を使うということは、もうダメな時期と いうことですか?
- 初期の方でも痛みがひどい時もあります。また、がんが進行していても 痛みを感じないことがあります。がんの種類や場所によって痛みは様々 です。中には医療用麻薬を使いながら自宅で生活している方もいます。
- どのくらいの時期から入院するのですか?
- この時期でないといけないという決まりはありません。手術や抗がん剤などの治療よりも、痛みなどの苦痛を和らげる治療を中心に行うほうが 良い時期であれば入院の対象となります。またご家族の介護負担軽減の ため、症状がなくても短期間での入院も可能です。
- 一度退院した場合、再入院できますか?
- 当病棟から自宅退院をした後に症状が悪化した時、介護負担が大きくなった時などには再入院は可能です。
- かなり悪い状態でも、お風呂に入れてくれますか?
- ご希望があれば、緩和ケア病棟ではご希望を叶えるために手を尽くし、お風呂に入っていただくことは可能です。状況にもよりますが、ご希望 に添えるように最大限努力していきます。
- 緩和ケア病棟に入院したら退院できないというイメージがあるのですが?
- 緩和ケア病棟は最後の時を過ごすとところだけでなく、不快な症状を軽 減して家で過ごせるように調整を図ったり、ご家族の休息のために利用 できます。症状が落ち着けば自宅退院や施設への入所も可能です。また、 こちらから退院を促していく場合もあります。
- 家族がずっと付き添わないとダメですか?
- いつでもご家族の付き添い(宿泊)は可能ですが、必ず付き添わないといけないという決まりはありません。しかし、患者さまの希望や症状の経過 に伴う心理状態の変化など必要に応じて、付き添いをお願いする場合も あります。
ボランティアについて ※現在感染予防対策の為、ボランティア募集は行っておりません。
私たち緩和ケア病棟では、チームの一員として活動して頂けるボランティアを募集しています。
活動内容としては、患者さまやご家族の話を聞くこと、ティーサービス、園芸、音楽の演奏、囲碁・将棋などの相手、趣味をいかしたことなどです。
皆様の参加、心よりお待ちしています。
必要に応じてボランティア講座を受講して頂く場合があります。
例:傾聴、ティーサービスなど直接患者さまと接する活動→受講必須
音楽の演奏など直接患者さまと接することのない活動→希望者のみ
お問い合わせ
ボランティアについてのお問い合わせは下記の地域連携室までご連絡ください。
申し込み・問い合わせ
戸畑リハビリテーション病院 地域連携室 093-861-1799
申込 随時受付