救急・急性期・地域支援・がん治療

高気圧酸素治療

高気圧酸素治療

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○高気圧酸素治療とは

2~2.5気圧(水深10~15m相当)という環境の中で、100%の高濃度酸素を体内に取り込み、組織の低酸素状態の改善を図る治療法です。血液中の溶解酸素の増加(約14~18倍)、加圧による抗菌作用などの現象により、様々な疾患に効果を発揮します。

koukiatu.jpg〔Monoplace Hyperbaric Chamber〕○当院の特色
当院は日本高気圧環境・潜水医学会認定病院として、安全で質の高い治療提供を行っています。高気圧酸素治療室は平成10年3月に設置され、現在第1種装置(1人用)を4台所有し、治療実績は年間4500~5000例と日本ではトップクラスに位置しています。救急医療に対して積極的なかかわりを持ち、外傷、末梢の血管障害、腸閉塞、脳血管障害などの各種急性期疾患に対しても成果をあげています。がん治療においては、腫瘍内低酸素細胞環境の改善を目的に積極的な治療を行っています。温熱化学療法・放射線治療の増感目的、および遅発性放射線障害やその合併症で使用され、高気圧酸素治療は集学的がん治療の一環として必要不可欠な役割を担っています。

○高気圧酸素治療の適応疾患

 ◇ 腸閉塞  ◇ 減圧症
 ◇ 脳塞栓・脳血管障害  ◇ 重症の急性脊髄障害
 ◇ 急性一酸化炭素中毒及びその後遺症  ◇ 網膜動脈閉塞症
 ◇ 急性末梢血管障害(熱傷・凍傷・挫滅創)  ◇ 突発性難聴
 ◇ コンパートメント症候群・圧挫滅症候群  ◇ 骨髄炎
 ◇ 壊死性筋膜炎・壊疽性筋膜炎  ◇ 悪性腫瘍(抗癌剤併用)
 ◇ ガス壊疽  ◇ 悪性腫瘍(放射線併用)
 ◇ 空気塞栓  ◇ 放射線壊死

 

○治療効果1例

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○治療実績

2012年 2013年 2014年 2015年
イレウス 395 429 334 257
急性末梢血管障害 688 711 1003 1360
急性脊髄障害 139 139 174 157
コンパートメント症候群 58 25 20 30
脊髄神経疾患 0 0 0 0
ガス壊疽/壊死性筋膜炎 83 21 26 15
脳塞栓 393 474 378 419
急性一酸化炭素中毒 8 9 7 18
骨髄炎 204 201 117 84
がん治療 2774 2938 2473 2188
その他 72 138 108 149
合計 4814 5085 4640 4677
平成28年5月現在

○治療について

透明ドームの中でベッドに横になった状態で、90分間過ごして頂きます。治療中はテレビ・DVD/音楽鑑賞・睡眠などリラックスした状態で受けることができます。治療中の会話は、そのまま話していただければマイクを通じて外に声が聞こえる仕組みになっています。ナースコールもありますので、何かあれば気軽に声をおかけ下さい。

○副作用について

耳の痛みが主なものです。加圧・減圧時に鼓膜を介して体内外に圧力差が生じ、耳に痛みが起こります。しかし、これは「耳抜き」という対処法で解消することができます。治療前に担当スタッフから説明があります。

○注意事項

治療中、装置の中には高濃度の酸素(約100%)が流れているため、大変火災の起こりやすい環境となっています。治療を安全に実施するため、治療前にスタッフが金属探知器を使用し所持品の検査をさせて頂きます。使い捨てカイロ、マッチ、ライター、眼鏡、補聴器、腕時計などの所持品は装置内に持ち込めませんのでご了承下さい。下着は基本的に着用出来ません。体調の悪いときは治療を受けることができないこともありますので、事前にスタッフにお申し出下さい。

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