外来・入院 リハビリテーション 地域包括ケア 緩和ケア etc

リハビリテーション科

○リハビリテーション科のご紹介

当院では、入院(回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病棟、緩和ケア病棟)・外来・通所リハ部門に分かれ、
それぞれ専門的なリハビリテーションを提供しています。

『その人らしく』退院後の生活が送れるように、日常生活に必要な基本的な動作や歩行訓練、日常生活動作の訓練、家事活動(調理・掃除・洗
濯等)の訓練などを通して生活の再構築を目指します。

● リハビリテーション提供日
入院:日曜日~土曜日(祝日含む) 365日体制
外来:月曜日~土曜日(土曜日:午前のみ、祝日休み)
通所リハ:月曜日~金曜日(午後 14:00~16:00:定員10名、祝日休み)※4月第2水曜日は開院記念日のため、12/30~1/3は年末年始のため休み

● リハビリテーションスタッフ
在籍数:65名
(理学療法士:34名 作業療法士:19名 言語聴覚士:8名 介護福祉士:1名 歯科衛生士:1名 リハビリ補助:2名)

●認定資格
認定理学療法士(脳卒中): 藤田 晃平(理学療法士)
認定言語聴覚士(摂食・嚥下障害領域): 中村 智子(言語聴覚士)
NST専門療法士: 中村 智子(言語聴覚士)
日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士: 中村 智子(言語聴覚士)
回復期セラピストマネージャー: 大坊 昌代(作業療法士)
3学会合同呼吸療法認定士: 原田 直樹、 太田 英里、 菊谷 大樹、 渡邉 裕太、
笠 卓也、 藤田 晃平、 相良 好洋
(以上、理学療法士)
心臓リハビリテーション指導士: 相良 好洋(理学療法士)
認知症ケア専門士: 君原 啓雄(理学療法士)
福祉用具プランナー: 1名
福祉住環境コーディネーター(2級): 11名
介護支援専門員: 2名
障害者スポーツ指導員(中級) 1名

○リハビリテーション科の特徴

当院では、在宅復帰や社会復帰に向けたリハビリテーションの一環として、リハビリテーションスタッフが以下のようなサービスを行っています。

入院後訪問について

自宅復帰を目指す方々を対象に、実際に生活を行う自宅環境を入院後にリハビリスタッフが訪問し、部屋の配置や玄関やトイレ・浴室などの
段差の有無・段差の高さなど、家屋の状況を確認します。また、住宅改修指導の参考にさせていただきます。
自宅の環境を確認したうえで、退院後に行うであろう動作の獲得を目指し練習を行います。

退院前訪問について

当院退院後、安全に在宅生活を過ごしていただけるように、入院中に身につけられた動作が自宅でも活用できるかどうか、無理なく生活して
いただけるために住宅改修や福祉用具の導入を検討し提案させていただきます。また、必要があればご本人やご家族の希望に合わせて介護保険
サービスの利用を提案させていただいております。

退院後訪問について

自宅退院をされた患者様を対象に、退院前に行った住宅改修を含め、指導、検討した内容の確認と退院後の生活上で支障が生じていないかを
把握する目的でご自宅に訪問させていただきます。

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モーニングケア・イブニングケアについて

 リハビリで獲得した能力を実際の生活場面で発揮できるように、朝・夕の食事や整容、更衣、排泄を中心に関わり、リハビリを兼ねたケアの提供
や動作確認・指導、環境調整などを行っています。

○モーニングケア  7:00 ~  8:30
○イブニングケア 17:30 ~ 19:00

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疾患ごとのリハビリテーション

脳血管疾患(脳梗塞・脳出血・脳挫傷など)のリハビリテーション

脳の障害で麻痺した部分は思うように動かせなくなり、身の回りのこと全てが今までの様にできなくなります。私たちは、できる限り以前と同
じ様に、日常生活活動(ベッドから起きる、自力で移動する、食事、排泄、身じたくを行う等)ができるように支援していきます。また、家庭
復帰・社会復帰を目指し、家事、屋外での移動、公共交通機関の利用等、生活に関連した動作獲得も目指します。

高次脳機能障害のリハビリテーション

身近な道具をうまく扱えなかったり、記憶力・注意力・判断力の低下が起こったり、積極的に行動を起こすことが難しくなるなどの症状を高次
脳機能障害といいます。このような場合に、机上課題と実用的課題を組み合せて訓練を実施し、日常生活における活動能力と社会復帰を目指し
ます。

失語症のリハビリテーション

聴く・話す・読む・書く・計算するという言語機能の回復を目指します。また、身振りや絵など、言葉に頼らないコミュニケーションも取り入
れ、必要に応じて、その方に合ったコミュツールを提案、周囲の方との会話能力の向上を目指します。

摂食機能障害のリハビリテーション

口腔機能回復と食べる楽しみの実現を目標に、口腔機能訓練、食物や水分をしっかりと飲み込む練習や、食事形態・環境の調整などを行います。

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整形疾患(骨折・靭帯損傷など)のリハビリテーション

骨折や靭帯損傷をすると、ギプス・コルセット・装具での固定や荷重の禁止及び制限など、日々の生活の中で様々な問題が出てきます。また、
安静時の痛みや動作時の痛みなどを伴い、今まで難なく出来ていた動作が難しくなることがあります。

そういう患者様に対して、関節の動きを維持・拡大する訓練、筋力低下予防・増強目的で行う筋力トレーニング、痛みの緩和を目的とした物理
療法などを行います。その後、骨折や靭帯などの状態・状況に合わせて生活能力を高めるための日常生活動作訓練・歩行訓練などへと進めてい
きます。

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その他のリハビリテーション

外科の手術後、肺炎治療後、その他何らかの病気の治療の為に安静を余儀なくされた場合、関節の可動域制限がみられたり、心肺機能や筋力・体
力などの全身機能が低下する状態に陥ります。身体の活動を起こさないことからくる廃用症候群という状態です。そういう患者様に対して、関節
の動きを維持・拡大する訓練、呼吸機能を高める訓練などの全身状態を調整するリハビリテーションから、筋力訓練、持久力訓練などの全身的な
回復を目的としたリハビリテーションまで、患者様の状態に合わせた内容で実施しております。

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がん疾患のリハビリテーション

がんに罹患された方を対象に、二次的障害を予防し、運動機能の低下や生活機能の低下予防、改善することを目的として種々の運動療法、実用歩行訓練、日常生活活動訓練、物理療法、応用動作訓練等を組み合わせて、個々の患者様に応じてリハビリテーションを行います。

特殊なリハビリテーション機器

IVES(随意運動介助型電気刺激装置)

du.jpg私たちは手足を動かす際、脳からの指令を受けてスムーズな動きを実現しています。
しかし、脳出血や脳梗塞などが原因で脳に損傷を負い、麻痺などが出現した際、思い通りに手足の動きが行えなくなります。
そこで、当院では運動療法に加えH26.1月から随意運動介助型電気刺激装置(通称IVESアイビス)を活用しています。IVESとは弱くなった脳から
の電気信号を増幅して動かしたい筋肉を繰り返し動かすことによって神経伝達を回復させる装置です。発症して間もない方や発症して数年経過し
ている方など様々な患者様に適応できます。当院では、主治医より指示を受け入院や外来と幅広く活用しています。

吊り下げ式歩行器 BWC(Body Weight Support Walker)

当院では、牽引の特徴を利用したリハビリテーションを行っています。身体を吊り下げることで、歩行や立位時に掛る、足への体重負荷を軽減が
でき、下肢の骨折術後や脳卒中のリハビリテーションで多くの方が利用されています。

写真⑥(吊り下げ式).JPG特徴
・足への体重負荷が調節でき、振出しが容易となる
・下肢のスムーズな振出しを促し、歩行への意欲の向上につながる
・早期からの歩行訓練が可能となる

適応
・脳卒中による片麻痺のため歩けない方
・寝たきりによって立つことができない方
・骨折などにより片脚が部分荷重の方
・パーキンソン病により姿勢反射障害やリズム障害のある方
・脊髄損傷による両下肢麻痺(対麻痺)の方
上記のような方でもBWSウォーカーを使用することで立つことや歩くことができます。

過去の学術活動実績

2016年度  
演者名  演題名 学会・研究会名 
中村 智子 当院の地域包括ケア病棟における取り組み
~口腔内環境と経口摂取との関係についての検証~
第22回 日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会
中村 智子 急性期から生活期まで連続した摂食嚥下訓練により胃瘻を抜去できた一症例 リハビリテーション・ケア合同研究大会 茨城2016
大坊 昌代 高齢者における排尿管理の実態調査 リハビリテーション・ケア合同研究大会 茨城2016
久保 貴照 家族への支援も含めた帰宅願望の強い肺がん終末期患者の1事例 第4回 慢性期リハビリテーション学会
大坊 昌代 回復期リハビリテーション病棟実行委員会の取り組み 回復期リハビリテーション病棟協会 第29回大会
光安 勇太 大腿骨転子部骨折後の疼痛に対する心理的評価を用いたアプローチ 回復期リハビリテーション病棟協会 第29回大会
2015年度
演者名  演題名 学会・研究会名 
大坊昌代 当院回復期リハビリテーション病棟における
転倒患者とFIMの分析
日本医療マネジメント学会第14回九州・山口連合大会
久保貴照 当院回復期リハビリテーション病棟における
退院までの行動指標の作成
~過去のデータからの検討
第3回慢性期リハビリテーション学会
光安勇太 回復期病棟から在宅復帰後の転倒因子の検討
~当院の歩行自立度判定を使用して~
 第3回慢性期リハビリテーション学会
大坊昌代 回復期リハビリテーション病棟における多職種連携実践(IPW)に向けた取り組みと効果 回復期リハビリテーション病棟協会第27回研究大会in沖縄
冨部由紀子 「痰をどうにかしたい」
~病棟看護師と連携して自己吸引動作の獲得に至った症例~
回復期リハビリテーション病棟協会第27回研究大会in沖縄
2014年度
演者名  演題名 学会・研究会名 
冨部由紀子 両側視床梗塞により運動障害性構音障害、
高次脳機能障害を呈した一症例
日本言語聴覚士協会
第4回九州地区学術集会
東谷成晃 子宮頸癌末期50歳代女性の初ウェディングドレス
~緩和ケア病棟で妻として母として最期まで生きる~
第19回日本緩和医療学会学術大会
原田直樹 高齢肺炎患者への在宅・生活支援における
地域包括ケア病棟の課題についての検討
~理学療法士の立場から~
第24回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
高尾愛子 家庭での生活を制限されていた転倒患者への取り組み
~家族への関わりが必要であった症例~
 第22回日本慢性期医療学会
山下智子 脳出血後の中年期女性に対する歩行自立への取り組み
~目的を持った実用歩行能力獲得を目指して~
リハビリテーション・ケア合同研究大会 長崎2014
渋村太人 脳梗塞発症後に注意障害を呈したが、実車評価により運転再開、
職場復帰へと至った症例
リハビリテーション・ケア合同研究大会 長崎2014
東谷成晃 リハビリテーションはスピリチュアルケアが核心 第17回病院歯科介護研究会 総会・学術講演会
東谷成晃 壮年期胃癌の男性、最期まで自らの人生を選択
~本人・家族の希望を叶えるための作業療法士の援助~
第38回日本死の臨床研究会年次大会
東谷成晃 壮年期胃癌末期の男性に、最期まで存在と
意味を見出す作業療法士の援助
~傾聴と援助的コミュニケーションを用いて~
第19回福岡県作業療法学会

先輩の声

理学療法士 今泉 敦美(入職2年目) 国際医療福祉大学 8期生

①戸畑リハビリテーション病院の雰囲気は
モーニングケア、イブニングケア、入院後・退院前訪問等を積極的に行っており、患者様の実際の生活場面を考えながら働ける職場だと思います。
また、スタッフ間の仲が良く、相談事をしやすい環境です。高め合える同期や尊敬できる先輩方の存在は私にとって大切なものとなっています。

②自分の将来の夢や理学療法士としての目標は
各疾患への理解を深め、専門的な知識の習得に励みたいです。
疾患や障害を持ちながらも、退院後に患者様が「その人らしく」生活する為には何が必要なのか。日々考えながら業務に取り組みたいです。

③最後に母校の後輩に一言
患者様の入院から退院後の生活までを見据えてリハビリを提供することは、決して簡単なことではありませんが、様々な病気を経験したスタッフと意見交換が出来、とても勉強になっています。一緒にスキルアップを目指し、働いてみませんか。


作業療法士 松田 美樹(入職2年目) 北九州リハビリテーション学院 11期生

①戸畑リハビリテーション病院の雰囲気は
年齢や経験年数を問わず、スタッフ全体の仲が良く、相談や意見交換がしやすい環境です。
リハビリ科だけでなく、多職種との連携も図りやすい環境だと思います。
また院内での研修会や勉強会も多くあり、様々な分野を学ぶことが出来る病院だと思います。

②自分の将来の夢や作業療法士としての目標は
退院後の生活を考えた上で患者様に適した治療を提供し、様々な疾患や障害を持ちながらも「その人らしい生活」を支援することが出来るような作業療法士を目指しています。
専門的な知識・技術の習得のため、日々努力していきたいです。

③最後に母校の後輩に一言
入職して1年が経ちましたが、まだまだ未熟で患者様のことを考えると悩みは尽きません。ですが1人で悩むことなく共に考え、丁寧にアドバイスして下さる先輩方にとても助けられています。
またお互いを高め合える同期にも恵まれ、充実した日々を送っています。


言語聴覚士 一木 啓汰(入職2年目) 麻生リハビリテーション大学校 12期生

①戸畑リハビリテーション病院の雰囲気は
 リハビリスタッフ間だけでなく、他職種間の関係性も良く意見交換しやすく、互いに切磋琢磨出来る環境であると思います。また、リハビリ室も楽しい雰囲気で日々の業務に取り組むことが出来ます。

②自分の将来の夢や言語聴覚士としての目標は
臨床2年目である私にとって、まずは話す、聴く、食べることをオールマイティーにこなせるようになることです。そして失語症・高次脳機能障害分野の認定言語聴覚士の資格を習得したいと考えています。
コミュニケーションは日常生活をする中でなくてはならないものです。そのコミュニケーションに対してサポートできるセラピストを目指し、日々精進していきたいと思います。

③最後に母校の後輩に一言
笑顔が1番!
ともに高め合える同期や尊敬できる先輩・上司がいます。一緒に学び、スキルアップを目指して働きませんか。

 

認定資格取得者の声

藤田 晃平(認定理学療法士:脳卒中)

名称未設定-2.jpg日本人の介護が必要になった主な原因の第1位は脳卒中ですが、人により症状は様々です。症状が軽症で気づきにくい方もおられ、治療が遅れる事もあります。今回学んで来た知識を地域の方々に還元し、脳卒中に対する認知度が深まるようにしていきたいです。また入院された患者様に対しては、今回の講習で得た知識・技術を活かして在宅復帰に向けた支援を行っていきます。


大坊 昌代(回復期セラピストマネージャー:作業療法士)

8eca905e87a回復期セラピストマネージャーの認定を受け、回復期リハビリテーション病棟で更なる専門性の向上を図り、多職種と連携・協業していくための統括力を身に付け、回復期リハビリテーション病棟から地域に貢献するための広い視野を持ったセラピストを目指します


中村 智子(摂食・嚥下領域認定言語聴覚士、NST専門療法士、日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士)

8eca905e87b今回認定言語聴覚士(摂食・嚥下障害領域)を取得することができました。誰でも身近なところで摂食・嚥下に関する相談やリハビリが受けられるようになるためにも、施設内のスタッフに、正しいリハビリの知識やアプローチ方法を身に付けて頂くことが大切なので、連携の牽引役としても責任を果たしていければと思います。

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